戦略

ロンドンブレイクの狙い方

古典的な手法でロンドンブレイクがありますが、通用するかどうかと聞かれれば通用します。
当然ながらサブ手法の一つとなります。


FXをやる上で、ひとつの手法だけでやっていくのも良いですが、いずれ限界が来ます。
月に数百万程度であれば、そんな感じでも良いですし、基礎を身に着けるのもそれで良いでしょう。
誰しもが、変幻自在とは行きませんし才能もあるのでしょうね。
単純なサブ手法と言っても覚える事はたくさんあります。
そういうものを知らないで過去チャートを見てもクソの役には立たないです。
2年前の5月10日に何があったのかわからない人がほとんどで、その日の検証をしてなんの意味があるのか私にはわかりません。

ロンドンブレイクですがポンドを含む通貨ペアを狙います。
まず、特徴を知る事。

ヨーロッパ市場の全体的特徴
流動性が高い ロンドン市場の開場により取引量が急増。特にメジャー通貨ペア(EUR/USD、GBP/USD、EUR/JPYなど)が活発になる。
ブレイクアウトが発生しやすい アジア時間のレンジを抜けて、一方向に大きく動き出すことが多い。
経済指標の発表が多い 特に英国(9:30 JST)・ドイツ・EU全体(PMI、CPI、金利等)の指標が多数。
指標前後でボラティリティが急変 指標に向けて仕掛けが入り、発表で急激に逆行または加速することも多い。
ダマシ(フェイクブレイク)も多い 特に欧州序盤は短期勢のフェイントで上下に振ってくることもある。

欧州市場の開場時間(日本時間)
ドイツ フランクフルト 16:00(夏)/17:00(冬) 欧州本土最大の金融市場
スイス チューリッヒ 16:00/17:00 スイスフラン(CHF)の動きに影響
英国 ロンドン 17:00/18:00 世界最大のFX市場。米英の中心。流動性抜群
フランス パリ 16:00/17:00 EU圏の指標・政治的発言の影響あり

通貨別の特徴とトレーダー傾向
EUR(ユーロ) 欧州全体の通貨。ECB発言やユーロ圏経済指標で大きく動く。ドイツ指標(IFO、ZEWなど)に敏感。
GBP(ポンド) 変動が激しくスプレッドも広がりがち。特に英指標や要人発言、Brexit関連報道に敏感。
CHF(スイスフラン) 安全通貨とされるが、SNB(スイス中銀)の介入が突然起きることがあるため警戒が必要。
EUR/GBP  欧州・英国両方の影響を受けやすく、ボラティリティもあるが比較的テクニカルが効きやすいペア。

欧州市場のトレード戦略傾向
16:00〜17:00 フランキー時間。レンジブレイク狙い、ブレイクアウト戦略が有効。
17:00〜20:00 ロンドン本格稼働。トレンドが発生しやすい。ニュースと順張りが狙いやすい。
20:00〜21:00 米市場とのクロス時間(ロンドン&NY)。最も取引量が多くボラ高。
トレーダーの傾向(ざっくり)
フランクフルト勢(Frankie):堅実・やや慎重だが、流れを作る火種になる。
ロンドン勢(Londoners):ボラティリティ大。値幅を取りに来る。ブレイクもフェイクも多い。
NY勢(New York boys):パワフル。ファンダメンタルで動くことが多い。オプション絡みも。

見るべきもの
個人のロスカットの入っている位置。
個人のオーダーが多いのにそれを食ってきた流れ。
市場の流れがケーブルなのかファイバーなのかニンジャなのか?
フランキーの動きを見て、ロンドナーを想像する。
直近3カ月、1か月、1週間、今週の流動性を見る。
指標の意味を知る。

大まかに書いてこんな感じですね。
時間は変わりませんが傾向は変わります。
その傾向などを計り、SLとTPを決めます。
当然ながら期待値を出して設計するので、SLとTPは何かの比率を出して期待値としなければいけません。
その期待値から割り出すのは守らなければいけないルールになりますので、それは守らなければいけません。
ただし、何勝、何敗では考えない事です。
何勝、何敗、何引き分け、引き分けになった時にどうなったら2回目を入るのかなど明確なルール整備が必要です。

通常であれば、これに大数の法則を当てはめるのですが、流れ(ニュース的な流れ、COTは省く)は過去検証では出ませんので、微調整しながらルール作りをしていくと良いでしょう。

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